第20回柔道整復師国家試験問題

解説は下記のとおりです。
20回柔整理論

[問題66]正2
柔理p24急性塑性変形は若木骨折などで長骨が彎曲して変形するもの。脛骨骨折での腓骨、橈骨骨折での尺骨など

[問題67]正2
柔理p32骨折の固有症状
○異常可動性○軋轢音○転位と変形

[問題68]正1.3
前後径は背側転位などで厚さと幅の増大。
肘後方脱臼は肘頭高位し上腕骨の下にくるため。顆上骨折はファットパッドサインで血腫が貯溜して増大する。
後方脱臼と顆上伸展骨折は類似なので特徴を覚えておくといい。

[問題69]正4
柔理p38ズデック骨萎縮は有痛性で四肢末梢部に起こる交感神経の乱れ循環障害。
好発はコーレス、踵骨骨折。
症状は発汗異常、関節拘縮、運動機能障害、腫脹疼痛、爪の萎縮など

[問題70]正4
柔理p59発育性とは先天性の事であり股関節などにみられる。
拡張性脱臼は炎症による腫れなどで関節包が広くなり脱臼するもの。
破壊性はリウマチなど身体自ら脱臼されてしまうもの。
麻痺性は関節の構成する筋や靭帯などが麻痺で伸びて脱臼されてしまうもの。

[問題71]正4
柔理p89施術録
施術完結から5年間の保管が義務である。

[問題72]正1
柔理p36長期臥床による続発症。別名エコノミー症候群。
過剰仮骨形成は過剰に骨が出来てしまうこと。粉砕、大血腫、骨膜剥離、過剰な後療法。
骨化性筋炎は筋組織の骨化現象。貯留した血液が血腫として形成し吸収されずにおこる。
もしくは乱暴な運動療法でおこる。
脂肪塞栓は2.3日間で骨折部に血液中の脂肪的が流出しておこる。
初期は発熱、頻脈、点状出血班、チアノーゼや呼吸困難など且血5p

[問題73]正3
このまま覚える

[問題74]正4
1~3の選択肢は動かさないように指導しているため

[問題75]正1
頚椎棘突起はC7に多くラグビーやゴルフの疲労による
肋骨突起はL5、胸椎棘突起は上位でスコップ作業やゴルフなど
椎体圧迫は移行部が多い

[問題76]正3
柔理p145ゴルフでは左2~9肋骨の肋骨角付近で5.6が多い。
2幼少期の肋骨は弾力があり骨折はまれ、
p148 4は呼気時に行う

[問題77]正4
小児では若木など不全骨折。骨片生じるのは青壮年や中高年。なので偽関節も低い。

[問題78]正2
柔理p184定型的転位はよく出るので覚えておこう。鎖骨中下1/3境界部定型的転位は、
近位骨片は胸鎖乳突近位によって後上方、遠位骨片は大・小胸筋によって短縮する。

[問題79]正2
鎖骨外端<鎖骨中下1/3境界部 上腕外顆<上腕顆上 スミス<コーレス [問題80]正4 柔理p191上角骨折は肩甲挙筋により上内方に転位する。 体部は横骨折が多く、外科頸が解剖頸より多い、肩峰骨折は直達または三角筋の牽引によるもので転位は軽微。 [問題81]正2 柔理p216内側上顆骨折は外転強制により円回内筋などの屈筋と内側側副靱帯の牽引によるものが多く、肘脱臼に合併する。 [問題82]正4 橈骨遠位端骨折はコーレス、スミス、バートン骨折であり関節外骨折。 柔理p238ショウファー骨折は橈骨茎状突起の関節内骨折。 [問題83]正3 柔理p325.326大腿骨頸部内側の大半は内転型となり合併を避けて観血療法の適応となる。また内側大腿回旋動脈の損傷により骨頭の血行障害起こす。 [問題84]正3 柔理p222肘頭骨折は上腕三頭筋の牽引で延長転位する。固定は肘伸展の前腕回外。 柔理p228注 モンテギアの屈曲型は伸展位だが、伸展型は鋭角屈曲位固定。 [問題85]正3 モンテギアは橈骨神経麻痺(後骨間神経麻痺)なので下垂手、下垂指。 銃剣状変形はコーレスの特有。perfectO不整は正中神経の枝の前骨間神経麻痺。柔理p305 鉤爪指変形はギョン管症候群による尺骨神経障害でおこる。柔理p313 [問題86]正3 ラセーグ徴候はヘルニア坐骨神経でのもの。 [問題87]正2.4 2つは特徴的なので覚えておくこと。 脱臼は高齢者では少ない。また両方とも転子果長ではなく棘果長が短縮する。 [問題88]正3 柔理p369股関節後方脱臼は腸骨脱臼と坐骨脱臼。ダッシュボード損傷などで内旋、内転、屈曲位となる。 前は恥ずかしい外に見せるな。(前方脱臼の恥骨上、下脱臼 [問題89]正1 柔理p333大腿顆上骨折伸展型の遠位は前方、屈曲型は後方に移動する。 他は覚えておく。特に顆間隆起骨折は前十字靭帯の牽引で起こるので前方不安定を認める [問題90]正4 回内外旋はディピュイトラン、ポット骨折。 回外外旋はコットン。 柔理p356.357の図 ディピュイトランは内果骨折、脛腓靭帯断裂、腓骨螺旋骨折、後果骨折。 距骨が回内なのでa.bは消える。Cは内果ではなく三角靱帯断裂しているのでポット骨折。 [問題91]正2 柔理p262.263トッシーの分類 1型は捻挫型で肩鎖靱帯の部分断裂で関節安定性がある。反跳症状はピアノキー症状で断裂した場合に起こり2型か3型、階段状変形も同じ。3型では烏口鎖骨靱帯も完全断裂する。 [問題92]正1 柔理p163胸椎圧迫骨折にはベーラー整復法。 肩前方脱臼の整復。ドーナツとミルクをモー テこい。 [問題93]正4 腋窩神経支配は三角筋、小円筋のため外転などの障害。 [問題94]正3 柔理p278月状骨は正中神経を圧迫し1~3指の痺れや感覚鈍麻を生じる。 月状骨脱臼は月状骨が掌側に脱臼し、周囲脱臼は手根骨は背側、橈側、中枢に転位する。 1は月状骨脱臼、2はスミスと同様はコーレス [問題95]正4 柔理p285PIPは背側脱臼が多くPIP屈曲固定なので4しかない。 掌側脱臼の場合は正中索損傷を伴いボタン穴変形の防止のためPIPを伸展固定。 [問題96]正4 手指のMP背側脱臼と同じ。 柔理p383多くは1指の背側。種子骨の介入で整復困難。→牽引× [問題97]正2 柔理p311第1指MPロッキングは過伸展位で屈曲不能。それ以外の指のロッキングは2.3指が多く、伸展不能。 第1屈曲ロック、残りは伸展ロック。 [問題98]正2 柔理p315ドケルバン痛はフィンケルスタインテストで疼痛。 リフトオフは肩を後方の腰に回して肘を屈曲するもの。 ラックマンは前十字靭帯で動揺性、トンプソンは足の底屈できるかのテスト。 [問題99]正3 柔理p398膝の側副靱帯損傷の症状。 圧痛、腫脹、動揺性、断裂音。 [問題100]正1 足根洞症候群は外果内方のくぼみで炎症により歩行痛、自発痛。 柔理p413足根管症候群は内果後方と屈筋支帯のトンネル。 柔理p408外脛骨は舟状骨内側の過剰骨、10代の女性太ってみる。 三角骨は距骨後外側の過剰骨。 [問題101]正 [問題102]正2.4 図を覚える [問題103]正1.4 柔理p248.249文中での、指の重なりは骨幹部のオーバーラッピングフィンガーを示す。 固定は手関節伸展、MP.PIP.DIPは屈曲。 [問題104]正3 柔理p430右回旋での伸展はヘルニア対する坐骨神経のケンプテスト。そして、足指の底屈筋力が低下した事からアキレス腱反射減弱が一番考えられる。 [問題105]正1 脱臼の固有症状が書いてないため2.4は消える。 柔理p288腱板損傷では大結節、三角筋前、中繊維の圧痛。 柔理p292.ベネットは関節後下方の骨棘で上腕三頭筋な関与。腋窩神経の絞扼。 [問題106]正2 柔理p315バネ指、MP関節掌側の狭窄腱鞘炎。腱や靱帯の膨隆、肥厚で弾発現象。 [問題107]正3 柔理p315デュプイトラン拘縮の要点。 手掌腱膜の屈曲拘縮で伸展障害。高齢者男性に多く策状物を触れ、DIPには起こらない。 [問題108]正2 柔理p316の下図。ボタン穴変形はPIP屈曲、DIP過伸展で正中索断裂。中央索ともいう。 [問題109]正1 脛骨内側後縁疼痛がない=シンスプリント× トンプソンテスト陰性=アキレス腱断裂× ふくらはぎ内側なので腓腹筋損傷が最も考えられる [問題110]正2 図の1.2指の間は深腓骨神経、それ以外の背側面は浅腓骨神経の知覚支配。