第23回柔道整復師国家試験問題

解説は下記のとおりです。
23回柔整理論66~110
[問題66]正3
柔理P24骨挫傷 不全骨折、海綿質の微細骨折でMRIでの診断

[問題67]正3
1は自家矯正が働くので× 2は捻転はされない 4は生じにくい
柔理P39.40小児骨折の特徴 ○血行が豊富○柔軟性○骨端軟骨板→ソルターハリス○リモデリングが盛ん○過成長

[問題68]正1.2
柔理P295リトルリーガー肩は、上腕近位骨端線離開の軟骨板損傷でソルターハリスⅠ型
柔理P304上腕小頭離断性骨軟骨炎は野球肘(リトルリーガー肘)の外側型→関節遊離体
柔理P386骨頭滑り症は思春期の肥満な男児におこる骨端線の障害→大転子高位のトレデレンブルグ、ドレーマン徴候

[問題69]正1
柔理P41高齢者骨折の特徴
上腕外科頸、橈骨遠位端部、大腿頸部、胸腰椎圧迫、これらは海綿質が多い場所である。
固定の強固や長期→関節拘縮を残す 固定を軽く短縮→変形を残す
※出来るだけ早く離床させること!合併症の予防の為。→認知症、尿路感染、褥瘡、肺炎、拘縮など

[問題70]正4
柔理P45骨折の治癒条件
不利な条件
○軟部組織損傷や骨折端が血腫内にある
○血腫が少ない、または消失
○離開している
○屈曲力、牽引力、回転力、せん断力が作用
○高度な粉砕骨折
○関節内骨折
○開放性骨折や感染がある
○高齢、栄養不良

[問題71]正2
フォルクマン拘縮は上腕顆上伸展型。手関節(屈)、MP(伸)、PIP(屈)、DIP(屈)

[問題72]正1
鎖骨では固定肢位を保持にくいこと、呼吸で鎖骨が動きやすいことで軽減しにくい

[問題73]正4
覚える

[問題74]正4
柔理P149.150胸骨骨折 扁平骨なので直達、横骨折が多く、シートベルト損傷がある。呼吸時に激痛なため腹式呼吸になる。

[問題75]正3
柔理P146フレイルチェスト(胸壁動揺)1本の肋骨が2ヶ所以上折れ、隣接する数本骨折すると支持が失い呼吸困難になる→ショック症状

[問題76]正3
上腕外顆は外反肘による遅発性尺骨神経麻痺

[問題77]正3
骨頭は関節内→血管が断たれ→血腫不良

[問題78]正4
柔理P203、204の写真 ファンクショナルプレース(機能的装具)は初期安静期が過ぎて肩や肘の拘縮を防ぐ為に自動運動が出来るもの

[問題79]正1.3
DIP屈曲になるには背側の腱が断裂でおこる。掌側は伸展
補足 深末(深指屈筋は末節)、浅忠節(浅指屈筋は中節骨につく

[問題80]正4
前腕両骨骨折な場合、過剰化骨形成により橋状化骨し回内外障害おこす
柔理P216.225
ガレアジ骨折→橈骨骨幹上中1/3骨折と尺骨頭脱臼 背側が多い
モンテギア骨折→尺骨骨幹上中1/3骨折と橈骨頭脱臼 伸展型の前方が多い

[問題81]正1.3
伸展障害→橈骨神経 柔理P228モンテギアは橈骨神経(後骨間神経麻痺)
柔理P235コーレスは橈骨、尺骨、正中神経おこるが、長母指伸筋腱断裂による伸展障害あり。

[問題82]正1.2
3.4は逆である。
柔理P327大腿頸部骨折のガーデン分類 1型は不全骨折。2型は転位なし。3型は回転転位、遠位外旋。4型は回転なし、前上方

[問題83]正1
柔理P333大腿顆上の伸展型骨折で膝窩動脈損傷されることがある。
柔理P338膝蓋骨骨折では、腱膜損傷を伴わない腱膜下骨折では転位が軽度。
腱膜及び膝蓋支帯断裂すると大腿四頭筋牽引により広く離開し転位する
脛骨外顆→内側靭帯損傷、内顆→外側靭帯
柔理P341脛骨顆間隆起骨折は10歳前後の小児→前十字靭帯による裂離骨折→ラックマン陽性

[問題84]正3
膝関節の機能的良肢位は軽度屈曲位。

[問題85]正4
柔理P335デュピュイトランは回内・外旋損傷で、内果骨折、遠位脛腓靭帯離開、腓骨螺旋状骨折

[問題86]正1
関節包内骨折→脛骨腓骨、距骨
柔理P360ベーラ角減少で踵骨骨折(踵ベー小)
P362骨壊死は距骨骨折での後脛骨動脈の圧迫によっておこる

[問題87]正1
柔理P362整復 足関節屈曲強制は水平(おうし状骨折の場合。他3つは、関節内骨折(体部)

[問題88]正2
手をついて転倒の機序。股関節後方脱臼と膝関節後方脱臼はダッシュボード損傷が多く屈曲位で外力受ける。

[問題89]正2
柔理P266
肩前方脱臼は腋窩神経損傷→三角筋支配の外転制限、筋皮神経損傷もある。
脱臼骨折で、骨折から整復行うのはモンテギア骨折
ハンギングキャストは骨幹部に使われる

[問題90]正4
整復後の確認はまず固有症状の消失の確認。
可動域確認は再脱臼になる可能性あり。

[問題91]正2
柔理P278橈骨と月状骨が正常な位置で周囲手根骨が背、橈、中枢に転位は月状骨周囲脱臼
3~1指痺れ→正中神経損傷
固定は屈曲(掌側)45°固定。

[問題92]正2.3
屈曲、内旋、内転は股関節後方脱臼。後方脱臼は腸骨と坐骨の2つある。

[問題93]正2
柔理P375膝蓋骨脱臼(外側)になりやすい要因
○外反膝○Q角増大○大腿前捻角増大○FTA減少○内側広筋の脆弱○関節の弛緩

[問題94]正3
柔理P141~143顎関節症 1型咀嚼筋障害、2型関節包、靭帯障害3型内障、円板の前方転位、4型変形関節症、5型精神的

[問題95]正1
柔理P406.407シンスプリント
下腿後面内側筋群の疲労による伸展低下と骨膜の損傷、炎症をきたす。
柔理P397膝蓋靭帯炎
ジャンパー膝の事で尻上がり現象を生じる大腿直筋に関与
テニス肘は前腕伸筋群、外側上顆炎
野球肘は内側上顆炎、回内屈筋群

[問題96]正3
中指伸展テストは橈側手根伸筋での外側上顆炎
柔理P309スキーヤー母指は指の側副靭帯損傷でMP屈曲位での側方動揺テスト。
パーフェクトOは正中神経によるつまみ動作
アプライ圧迫テストは半月板損傷。

[問題97]正3
柔理P315ドケルバンは橈骨茎状突起と伸筋支帯を通る長母指外転筋、短母指伸筋の狭窄腱鞘炎。
フィンケルスタインテスト陽性。
長外、短伸と覚えておく。

[問題98]正4
丸覚え
大腿四頭筋拘縮では直筋で尻上がり。

[問題99]正2
ジャンパー膝はバスケ、バレーなどジャンプ多いスポーツでの膝蓋靭帯炎で膝蓋骨下極に圧痛。

[問題100]正3
柔理P410.411有痛性外脛骨は、舟状骨内側の過剰骨疼痛。10~15歳、女性、体重増加、運動量増加に関与。
後脛骨筋に付着する!

[問題101]正4
呼吸困難から脂肪塞栓症候群が考えられる。頻脈、点状出血班、発熱の症状

[問題102]正3
不安感からまずは心配を共感するべき

[問題103]正2
固定圧迫によるフォルクマン拘縮を疑うため

[問題104]正4
関節周囲に腫脹あるが中足骨にはみられないから

[問題105]正3
柔理P173バレ・リーウー症型の頸部交感神経症候群に見られる。めまい、耳鳴り、など

[問題106]正2
上腕二頭筋腱反射消失はC5

[問題107]正1
翼状肩甲骨は長胸神経支配

[問題108]正1
図は脊柱分離症で、3日間は患部安静が必要である

[問題109]正2
圧痛部位や機序から腱板損傷を疑う
ドロップアーム、インピンジメント、ペインフルアーク

[問題110]正3
ランニングによる腸脛靭帯炎、ランナー膝。
内反強制での伸展テストはグラスピングテスト
腸脛靭帯と脛骨外顆の間の摩擦による原因