第24回柔道整復師国家試験問題

解説は下記のとおりです。
24回柔整理論66~110
[問題66]正2丸覚  骨幹端部や踵骨に好発。

[問題67]正4
柔理p166
体幹側屈で疼痛増強→パイル徴候
また股関節屈曲は腸腰筋である為、起始の肋骨突起と関与する。
選択肢1.3は神経症状の文章が問われてない為除外
2はダッシュボード損傷によるもの
椎骨に垂直の骨折線が入り起立、前屈制限、脊髄損傷はない

[問題68]正2
1.3は高齢者  4疲労骨折はスポーツなどが多いので老年期ではない

補足
柔理p342.343脛骨粗面裂離骨折
陸上競技で13~18歳の骨癒合前の大腿四頭筋の牽引による骨折。オスグッドとの鑑別。

[問題69]正4
柔理p36脂肪塞栓症は続発症の一つ。
発熱→1は×︎  2は点状出血班   呼吸正常値は12/分~20/分なので3は正常値
頻脈は速くなること。

[問題70]正3

感覚障害なく運動神経症状のみのものは前骨間神経と後骨間神経だけ
前骨間神経は正中神経、後骨間神経は橈骨神経

[問題71]正2
膝蓋骨底から5㎝なので3.4は大腿上部、股関節付近なので除外
薄筋は細い筋肉なので計測をみるのに適してない

[問題72]正3
Cは膝蓋動脈が通る場所である事と、薄い所であるため。

[問題73]正4
テーピングは治すものではなく保護やサポートするものなので促進という言葉は使わない。

[問題74]正3
丸覚え

[問題75]正1
肋骨骨折 柔理p145~147
直達は骨片が内則に行くため腎損傷あり。

2フレイルチェストは多発骨折による胸壁動揺
3緊張性気胸は外傷により胸膜が損傷され、空気の流れが一方通行になり縦隔偏位、呼吸困難、心拍低下などが起こる
4は肝臓は右にあるので左肋骨は間違い

[問題76]正2
柔理p148.149肋骨骨折の固定①呼気時に行う②健側胸部から患部通過し健側背部まで③下から上に屋根瓦上に行う
3は呼吸困難になるので硬性材料は良くない
4固定は3~4週

[問題77]正1

[問題78]正1.2
3の小結節骨折は後方脱臼。前方は大結節骨折  4は内側上顆は肘後方脱臼の裂離骨折。

[問題79]正1
柔理p214.215覚 プル内(内反 プッシュ外(外反
2外顆につくのは伸筋群。
3 回旋の大きい場合や3㎝以上の離開、内外旋残存は観血療法
4尺骨神経麻痺での鷲手になるが、遅発性なので、早期から、は間違い

[問題80]正4
延長転位になるのは裂離骨折。
補足
屈筋作用で肘屈曲可能だが伸展不可。固定は肘伸展位で行う
[問題81]正3
      近(付着部   遠(付着部
近(骨片   回外     中間

遠(骨片   回内      回内

[問題82]正4
柔理p225コーレス骨折
1屈曲第一型というのはない
2伸筋腱断裂は後療法で注意する
3舟状骨骨折が多く、月状骨は脱臼を合併
補足
コーレス転位→背、橈、短、外(回外   スミス転位→掌、橈、短、内(回内

[問題83]正3
柔理p241 腰部(中央1/3部 壊死になりやすいのは腰部と近位1/3の近位骨片

[問題84]正1.3
柔理p320上前腸骨棘につくのは、縫工筋、大腿筋膜張筋でランニング、ダッシュなどで起こる
大腿直筋は下前腸骨棘骨折。サッカーで起こる
長内転筋は恥骨につく為違う

[問題85]正1

[問題86]正4
柔理p324大腿骨骨折
内側は骨頭下、中間部
外側は転子間、転子貫通

2中間部、骨頭下は外旋位する
3外側(転子間、転子貫通)は内反股
内側は内転型が内反股、外転型が外反股

[問題87]正4
1外脛骨との鑑別は舟状骨骨折  2距骨は壊死になりやすい
3舟状骨は介達が多い      4は覚える。踵べー減

[問題88]正4
鎖骨は固定保持が困難な為、変形を残しやすい
1脱臼は青壮年。骨折は小児、高齢者が多い
2胸鎖関節は前方、肩鎖関節は上方が多い
3脱臼は介達が多い。

[問題89]正3
柔理p262.263の図トッシーの分類
1型・肩鎖靱帯部分断裂
2型・肩鎖靱帯完全断裂
3型・肩鎖靱帯、烏口鎖骨靱帯完全断裂
反跳症状(ピアノキー症状)
他の選択肢は一般外傷症状にも見られる

[問題90]正1.3
まずスティムソンは腹臥位の牽引法
肩関節脱臼の外転角度大きい順⇒関節窩下〉腋窩〉鎖骨下〉烏口下

●反復性脱臼柔理p269~271
バンカート損傷→関節窩縁の欠損で下関節上腕靱帯の緊張消失し反復性しやすい
ヒル・サックス損傷→2の上腕骨頭後外側の損傷(前方脱臼)、後方脱臼は逆で上腕前内方。

[問題91]正1
柔理p273全て合併症であるので覚える。

[問題92]正1
柔理p369
ローゼルネラトン線より大転子高位となるのは股関節後方脱臼
後方脱臼は腸骨脱臼、坐骨脱臼である。

2.3恥骨上、恥骨下は前方脱臼。
4中心性脱臼は寛骨臼蓋底を骨折させ、骨盤内にめり込むもの

[問題93]正4
柔理p375.376膝蓋骨脱臼
アプリペンションサインとは膝蓋骨を外方に圧迫すると脱臼しそうな不安感を訴えるサインで見られる。
3自然整復されやすい。
補足
膝蓋骨脱臼しやすい要因
○Q角増大→Q大、FTA減少
○外反膝
○内側広筋の脆弱
○全身の関節弛緩

[問題94]正2
aスパーリングテスト→頚椎
cファーレンテスト→手根管症候群(正中神経)
dFNSテスト→上位腰椎ヘルニア
bはエデン
胸郭出口症候群のテスト
脈拍テスト→エデン、アレン、アドソン、ライト
神経テスト→モーリー、ルース

[問題95]正1
柔理P385梨状筋症候群は坐骨神経の絞扼。
総腓骨神経支配領域の感覚鈍麻
梨状筋の上を上殿神経(小、中臀筋、筋膜張筋)
下孔を大臀筋

[問題96]正2
柔理P303 野球肘は、内側が大半。内、外、後あり。
靭帯は伸ばされ損傷する為、外側は内半強制
離断性骨軟骨炎は外側

[問題97]正1
陽性→反応あり 陰性→反応なし
ルドロフは小転子骨折で90°不可で陽性
トンプソンはアキレス腱断裂で反応なし→陰性
ナウマンは距骨骨折の長母指屈筋腱の牽引による母指屈曲

[問題98]正2
柔理P390股関節屈曲拘縮。仰臥位では腸腰筋の短縮し、図のようになる。トーマステスト法→健側の股関節屈曲で患側の膝が曲がる
尻上がり現象は大腿直筋の短縮。

[問題99]正2
円板状半月→形態異常→子供
柔理P397半月板損傷は若者のスポーツ中。
1膝屈伸に回旋が加わる。
3多くは内側で内側靭帯や前十字靭帯の合併。
4圧迫アプライ。牽引は側副靭帯テスト

[問題100]正4
柔理P406.407
シンスプリントは内側後縁の痛み、伸展低下。要因は扁平足、回内足、膝外反。
骨折ではないので仮骨の形成はないが、骨膜に炎症、損傷をきたす。

[問題101]正2
柔理P363踵骨骨折の後遺症で反射性交感神経ジストロフィー(ズデツク骨萎縮)が考えれる。
柔理P415モートンは3.4中足骨頭の足底神経絞扼。
骨壊死は距骨。コンパートメントは早期手術を要する為、後療法はよくない。

[問題102]正3
骨化性筋炎は乱暴な後療法が原因となるため、注意が必要。
関節拘縮、フォルクマン拘縮は固定時の注意である為×

[問題103]正1
写真は上腕骨幹部骨折で、橈骨神経障害を疑う。したがって、下垂手にならないよう手関節伸展固定。

[問題104]正3
柔理P373屈曲、外転、外旋は股関節前方脱臼。前方は恥骨上、恥骨下があり、大転子の触知不能。

[問題105]正4
図から肩峰と骨頭が狭くなってる為、棘上筋が挟まれる。→腱板損傷→インピンジメントサイン。
1サルカスは動揺性肩関節で見られる  2ライトと3アドソンは胸郭出口症候群

[問題106]正1
柔理P290.291
図からは遠位に盛り上がり、そしてプチッとした断裂音では、上腕二頭筋の長頭腱損傷、断裂である。ヤーガソン、スピードテスト
高齢40歳、もしくはスポーツの若者、小結節と摩擦し痛み

[問題107]正2
柔理P302テニス肘(上腕骨外側上夥炎)は短橈側手根伸筋での対抗で損傷。40歳代の女性
中指伸展、トムゼンテスト

[問題108]正2
柔理P316ボタン穴変形は中央策断裂によりPIP屈曲、DIP伸展変形→PIPを伸展固定、

[問題109]正4
図から後十字靭帯のザギングテスト、後方落ち込みをみている。

[問題110]正1.2
柔理P403光沢、伸長時痛、運動・感覚障害から、急性のコンパートメント症候群である。内圧上昇の為圧迫は良くない。そして、循環障害で血液減少の為に挙上も良くない。