第25回柔道整復師国家試験問題

解説は下記のとおりです。
柔整66~110

[問題66]正3
柔理p400タナ障害  滑膜ひだは上下内外側にあり、内側が多く悪い。若い女性、膝蓋内下縁疼痛とクリック音

[問題67]正1
柔理p292ベネット損傷 野球に多く、関節窩後方の骨棘が挟まれる。後方圧痛。外転外旋疼痛。コッキング疼痛。腋窩神経絞扼
補足
肩損傷
(野球による)
ベネット、SLAP、峰肩下インピンジメント
(再脱臼)
バンカート、ヒルサックス

[問題68]正1
柔理p23疲労骨折
スポーツなどで繰り返しの外力で発生。好発は中足骨、脛骨、腓骨、肋骨
補足
肋骨は胸椎5~8、特に7。ゴルフでは2~9、特に5.6番に多い

[問題69]正1
柔理p24急性塑性変形  塑性=小児=長官骨多い 前腕や下腿骨湾曲し、x線で認めない

[問題70]正2
柔理p43結合=骨と結びつく(まだ骨組織ではない。軟骨=骨に近い

[問題71]正3
柔理p71肘後方脱臼は上腕が前方に転位して関節包前面が断裂する。                                        
補足
MP脱臼
母指→水平(整復不能 垂直Z字(牽引は×️   それ以外指→背側脱臼で掌側板断裂、井桁状

[問題72]正3
柔理p305円回内筋症候群 屈筋=正中
補足
ギョン管症候群は有鈎骨と豆状骨の間で尺骨側にあるから尺骨神経

[問題73]正2
柔理p89評価 治療前に自己管理の助言は出来ない。

[問題74]正2
2は患部以外の運動なので受傷1週間以内、固定後より開始し拘縮を防ぐ必要がある。
1は固定してるため冷却は不可能 3、4は患部安静のため負荷は良くない

[問題75]正4
柔理p163覚える胸腰椎移行部圧迫と下位腰椎圧迫は脊髄損傷なし。
補足
脊椎伸展位で踵骨骨折を合併。

[問題76]正3
固定の目的と手順 1は短縮転位防止。2は下方転位防止。4帯はない。
補足
鎖骨骨折の転位
大胸筋→遠位が短縮転位
胸鎖乳突筋→近位が後上方転位
固定は4週

[問題77]正1
介達→引っ張られて 直達→直接ぶつかる。 肩甲骨骨折は横骨折が多い。

[問題78]正4
ヒルサックス損傷  前方脱臼→骨頭の後外方。後半脱臼→骨頭の前内方

問題79]正1
スティムソンだけ→腹臥位  股関節後半脱臼に使われる
ヒポクラテス→踵骨法  ミルヒ、モーテ→挙上法

[問題80]正1
覚え

[問題81]正4
外顆骨折は、ソルターハリスVI型。プール内、プッシュ外。顆上についで小児に多い。外反肘→遅発性尺骨神経麻痺

[問題82]正1
柔理P220上腕骨内側下顆骨折と間違えるので注意!
合併症
上腕小頭、内側下顆、肘頭の骨折
肘後方脱臼
小児の橈骨頸部の転位
傾斜30°未満は捻挫との鑑別要
頸部→小児 頭部→大人

[問題83]正3
柔理P246中手骨頸部→ボクサー骨折。背側凸のナックルパート変形がみられる。

前腕の骨折では内外反肘はない。ロッキングは末節骨折ではなく、MP関節脱臼

[問題84]正1
これは位置関係の問題。三角骨、有鈎骨は尺側で4.5指。小菱形骨は2指

[問題85]正1
肩甲骨上角は肩甲挙筋で上内方転位。
3はデュベルニー骨折で腰方形筋、内外腹斜筋で上外方転位
補足
柔理P340脛骨顆部骨折では、内顆、外顆共に後下方転位。
内顆→内反膝 、外顆→外反膝

[問題86]正1
マルゲーニュは骨盤垂直重複骨折
ジョーンズは第5中足骨骨幹部骨折
ポットは果部骨折
補足
回外・外旋→コットン、三果骨折。回内・外旋デイピイトラン→内果骨折、前脛腓靭帯またはチロー、腓骨螺旋状骨折。ポット→三角靭帯、前脛腓靭帯、腓骨螺旋状骨折

[問題87]正3
停止部が何処なのかがわかれば解ける
恥骨下枝→単独骨。短腓骨筋→第5中足骨の下駄骨折。後脛骨筋→舟状骨

[問題88]正3
顆間隆起は前十字靭帯の牽引による骨折なので正解。

ルドロフ症候→座位で股関節90°以下で陽性
腸腰筋の牽引による小転子骨折。柔理P329
内反ストレステストは膝内側靭帯損傷
ナウマン症候→距骨骨折で長母指屈筋腱の牽引で第1指が直角屈曲する。柔理P360

[問題89]正4
中心性脱臼は寛骨臼蓋底の骨折で骨盤内に骨頭がめり込む。柔理P370
他は正しい
補足
後方脱臼は坐骨、腸骨脱臼でダッシュボード損傷により、屈曲、内転、内旋位。ローゼルネラトン線より大転子高位。ボタン穴機構の整復障害

[問題90]正4
膝の脱臼は強い外力によるので、神経、血管損傷が多い。
補足
前方脱臼の完全脱臼が多い。柔理P377。ダッシュボードは後方脱臼 柔理P378

[問題91]正2
柔理P381
ショパールは内側脱臼で内反足様変形

[問題92]正2
柔理P141~143  1~5重症度
Ⅰ度咀嚼筋障害
2度関節包、靭帯障害
3度関節内障 円板
4度変形
5度精神的なもの

[問題93]正4
柔理P152
肋間筋損傷→胸部損傷のなかで最も多い。。介達力による。症状は、運動痛、圧痛、咳、くしゃみでの痛み

[問題94]正2
扁平骨は直達での横骨折が多い

[問題95]正2
柔理P301
外側上顆炎は野球肘ともいう。内、外、後型に分かれる。内側多く、回内屈筋群による。
柔理P310
ステナーは1指MP側副靭帯損傷でのスキーヤー母指で、靭帯が母指内転筋に挟まれる事
柔理P315
バネ指は、1指に多いMPの掌側での腱鞘炎。

[問題96]正2
キーンベックは月状骨。
パンナーは5~10歳男子。上腕小頭の骨端核の壊死。柔理P307。 フライバーグは通称、第2ケーラー病。10歳女子で第2中足骨頭の骨端症。柔理P415
サーバー病は、踵骨の骨端症、10歳男 柔理P409

[問題97]正1
柔理P405足関節外返しで発生する。
3.4は素因。外側側副靭帯損傷と外果骨折との鑑別に注意

[問題98]正4
柔理P407
疼痛や腫脹の程度が一致しない。選択3は二分靭帯損傷。
プラス
距骨傾斜角異常を認める

[問題99]正3
骨幹部が脆いから。骨端や骨幹端部は海綿質が多いので難治ではない

[問題100]正4
ラウゲハンセンは内旋がない。
補足
回内・外旋は、ポット、ディプイトレン、回外・外旋は、コットン

[問題101]正2
頭を低く、足が高い姿勢。
aは鎖骨骨折での就寝姿勢
補足
ショック5P顔面蒼白、冷汗、脈拍触知不可、虚脱、呼吸不全

[問題102]正2.3
そのまま覚える

[問題103]正4
感覚障害がないのは、前骨間神経と後骨間神経。
前骨間神経→正中、猿手、屈曲不可
後骨間神経→橈骨、下垂手、伸展不可だから正解。
この症状はモンテギア骨折である。

[問題104]正1.4
問題67を参考に!投球での損傷はSLAPとインピンジメント、
補足、3は石灰性腱炎ともいい、40~60歳女性。

[問題105]正3
柔理P305
前骨間神経麻痺によるつまみ動作障害で母指と2指屈曲不能
方形回内筋、長母指屈筋、2.3指の深指屈筋に麻痺が起こる

[問題106]正2
尺側の痺れ→尺側神経→遅発性尺骨神経麻痺→フローマン徴候→外顆骨折

[問題107]正2
ランニング、図のテストのグラスピングテスト→腸脛靭帯炎
1ジャンパーは膝蓋骨下に運動痛、子供
補足
側副靭帯損傷
内側が多い。内側→外反力。外側→伸展で内反力
検査、側方動揺、牽引アプライ

[問題108]正3
分裂膝蓋骨→上外方の痛み
骨折との鑑別要。
ここでは、脱臼や骨折の症状のキーワードがない。

[問題109]正3
下腿三頭筋肉離れの疑い
下腿三頭筋→後方なのでa.bはまずない。
また、トンプソンテストも底屈し、陰性なのでdもけされる。

[問題110]正4
この文章では、足関節後方の痛みを強調している。
ポイントは、後方、サッカーでの底屈強制。
有痛性三角骨は距骨後外側にあり屈曲で踵骨と挟まれ痛みが出る。

足根洞症候群は、内果後方での神経絞扼障害
外脛骨は舟状骨、10~15歳女子
二分靭帯損傷は、外側側副靭帯と鑑別。