第一回永信堂接骨院グループ 治療技術大会&研修会 ~日暮里本院
7月15日 永信堂接骨院グループ 治療大会 レポート 日暮里院 盧
患者さんの情報
患者情報:Kさん 女性 78歳 155cm 50kg
負傷部位:①左膝→2 ②左肩→1 ③右臀部→1
負傷原因:雨の日に段差に引っ掛かり転倒時左肩、左膝を打撲。 病院で長時間座った後に立ち上がった際に臀部を負傷。
補足:右膝は変形性膝関節症で曲がらない。階段を昇降時不安定なため恐怖感有
治療準備物:足枕、腕枕、赤メン、バスタオル、ホットパック×2、服を止めるタオル、階段練習用の木箱
治療割合
全体:揉み20 痛み25 疲れ25 運動30
①揉み5 痛み15 疲れ10 運動15
②揉み10 痛み5 疲れ10 運動10
③揉み5 痛み5 疲れ5 運動5
習ったもの
階段を上がる時には上体を曲げながらはオッケーだが、降りる時には上体を曲げて降りようとする頭から落ちてしまうので、軸を後ろにして降りるのが大事
反省
Kさんの膝の状態もそうだけど、他の患者さんでも使う時に痛みなく、庇うこともない、一番適切な動きを考えて自分でもやってよかったものでリハビリをする
火曜日に行うもの
両膝に赤メンを塗って痛み、疲れを取り、身体の軸を肩回し、肩甲骨頚部牽引、腸腰筋ストレッチで伸ばして仰向けで股関節を伸ばして両膝のロックを緩める
立位でリハビリをする時にまず、股関節の動き、膝の動きをちゃんと連携して動くようにしてリズムのいい歩行練習をする
その後に階段の練習をする
患者情報:Hさん 女性 70歳 農業
負傷部位:①腰N3 ②右膝N3 ③左膝N3
負傷原因:畑で長時間しゃがみ、低姿勢で作業をしていて立ち上がる際に腰、両膝を負傷。
補足:硬結が強いが始めから強く押さない。特に臀部に力みが強い。
治療準備物:足枕、腕枕、赤メン、バスタオル、ホットパック×1、服を止めるタオル
治療割合:全体:揉み20 痛み35 疲れ30 運動10
①揉み10 痛み15 疲れ10 運動5
②揉み5 痛み10 疲れ10 運動2.5
③揉み5 痛み10 疲れ10 運動2.5
習ったもの
脊椎前後運動時指で腰椎を押してお腹を出す、そのまま指を引き上げて脊椎7、8番あたりを押して鳩尾前に出す、また指を引き上げて肩甲骨を寄せて上に向かせて私の指を見てついてくるようにしてどんどん反らせるようにすればスムーズに動ける
反省
本日のイベントで母子、2人を呼びましたが、お父さんもついでに来て受けたいとのことでした。まず、2人の方を計画通りにやって例外で軽くやってあげればいいんだと基本を無視した甘い考えが出てしまい、問診票もちゃんともらわないでそのままやらせてしまいました。この仕事をやってる以上は例外というのはなく、必ず問診票に記入してもらい、その情報を見て診断し、患者さんに治療説明をして同意をしっかりいただいた上で施術をするべきでした。
次回行うこと
お母さん 腰と臀部は大分緩んできたので、頸部肩をほぐして肩回し肩甲骨牽引頸部牽引で上体にもっと余裕をあげてまた、本日行った猫運動、脊椎前後運動をする。
お父さんは頸部背部を分散して動きやすくしたいので、肩回し肩甲骨牽引頸部牽引をして温枕で頸部を反らし酸素がよく入るようして左右向く時に悪いクセがあるので回旋ストレッチと運動で動きをよくしながら、動き方を教えて終わりに次回もリハビリの割合を多めにして自分でも動けるように頭に叩き込んであげます。
次回の大会では本日指摘があったようにもっと基本のことを丈夫にして普段、自分はもちろん他のスタッフをみてあげながらチェックして本番でもしっかりみせるようにします。
日暮里院 田島先生
患者情報:Kさん 女性 78歳 155cm 50kg
負傷部位:①左膝→2 ②左肩→1 ③右臀部→1
負傷原因:雨の日に段差に引っ掛かり転倒時左肩、左膝を打撲。
病院で長時間座った後に立ち上がった際に臀部を負傷。
補足:右膝は変形性膝関節症で曲がらない。階段を昇降時不安定なため恐怖感有
治療準備物:足枕、腕枕、赤メン、バスタオル、ホットパック×2、服を止めるタオル、階段練習用の木箱
治療割合
全体:揉み20 痛み25 疲れ25 運動30
①揉み5 痛み15 疲れ10 運動15
②揉み10 痛み5 疲れ10 運動10
③揉み5 痛み5 疲れ5 運動5
用意するもの:腕枕、足首枕
問診
前回来院したのが3日前でそれまでは、ほぼ毎日来院していたため調子良かったですが、孫の面倒を見るため町田の方に行き立ちっぱなしで料理を振舞ったりしていたので右足に歩行痛有り、左膝には捻れ感を訴えました。
治療内容
両膝に赤メン満遍なく塗り込み特に内転筋を中心に解していきました。力み自体も強く力を抜かせるように言いながら膝裏を牽引し関節の緩みを確認してからうつ伏せにして足首にクッション置き、肩回しして、肩甲骨牽引で分散をさせて上半身の手技を行いました。そこでジョンヨン先生と変わりました。
反省点
問診に時間がかかり時間が少し間延びし3人の連携がうまくいかなくなってしまった事。左半身の状態が悪かったものの左中心に手技を行いましたがその後バランスを取るようにする事出来ておらずそのままにしてしまったので変化を感じさせることが出来なかったことが反省しました。
患者情報:Iさん 男性 70歳
負傷部位:頸部③左肩部③
負傷原因:朝起きる時寝返りを打った際に頸部を負傷。
棚の上にあるものを取ろうと手を挙げ伸ばした際に左肩部負傷
全体:揉み25痛み25 疲れ30運動20
問診:頸部、左肩回旋の痛みは少ないものの下向きで行う携帯の操作や字を書くときに痛みが出るとのことでした。
治療
自分の問診が曖昧だった為に仰向けから分かる韓国語で話を聞きながら動かしました。頚椎6、7番中心に動き出るように野田先生にアドバイスを頂いたのでほぐしていきました。胸鎖乳突筋も首を動かしながら肩も下げ間隔を広げるように意識しました。うつ伏せにして僧帽筋、起立筋を中心にほぐした後肩を何回も下ろしながらほぐしてを繰り返しました。ジョンヨン先生と変わりました。
反省点:患者さんのカルテを書かず問診も曖昧なままに治療に入ってしまったことです。どんな状況でも基本となるベースをしっかりと持ち例えイベントでも次来ることも考え患者さんの状態を書き留めなければなりませんでした。こう言った基本の所は何度も社長に言われて来たのにも関わらず未だに同じような過ちが起きてしまっているので、治療を始める以前に自分が二番手として基本を必ず行うようにします。
次回行うもの
必ず行う問診、動作確認、左右のバランスを整え患者さんの言った事をそのままカルテに記入する事を忘れずに行います。
自分が期間を決めて1つのことをマスター出来る技を練習する事も行って行きます。
日暮里院 川村先生
患者情報:Iさん
負傷部位:①頸部→2 ②左肩→2 ③腰N3
負傷原因:自宅で寝ながらスマホをしていて上体を起こそうとした瞬間に痛みが走り頸部と左肩を負傷。
自宅で床を拭いていて立ち上がった際に腰部を負傷。
本日行ったこと:頸部~腰部の赤メン(頸部周りを中心に)肩関節回し、肩甲骨牽引、背部の温パック、両下肢の手技(腹臥位、背臥位)頸部の手技、矯正、伸張ストレッチ、腸腰筋ストレッチ
反省点:頸部の薬の塗り方をもっと安定して狙った筋肉を解せるようにします。他の先生が手が空いてなくて明らかに患者さんが空いている場合はチャンスだと思い、率先して行動するようにする。足裏の手技の際にもっと遠くをイメージして伝えられるように意識します。回旋ストレッチなどでは患者さんが安心感を持つように(落ちる不安がなくなるようなポジションをとる)する。
ストレッチの際には邪魔なタオルなどは取り除き、可動域を増やすにあたって妨げがないようにする。
習ったこと:腰の伸張ストレッチ-患者が落ちないように安心感を与えて、軸はずらさない。軸足は落ちないように定期的に動かす。肩は落ちないように抑えるだけで抵抗はかけないようにする、あくまで下半身を伸ばすためのサポート。
腕の伸張ストレッチ-まず伸ばすほうの腕の位置に行き床との垂直方向に伸ばし肩甲骨との空間を作る。そして弧を描くように肩甲骨を支えながら腕を引いて伸ばしていく。この時力はいれずに徐々に伸ばしていく。下のほうまで伸びてきたら骨盤を支えて体の幹を伸ばしていくようにする。
次回行うこと:頸部の動き、肩の動きはだいぶスムーズになっていました。ただ首の軸がまだ前の方にあるので脊柱の前後運動を教え、姿勢がよくなるように指導をしていきます。そして引き続き薬を塗り、腰の痛みも注意しつつ分散させていくような治療をしていきます。
また急激に痛みが強くなったような場合は冷やし、安静しつつ青メンでの治療をして痛みを徐々に軽減させていくようにします。