今日の患者さん
Sさん　男性
４３歳　　中肉中背
痛む場所　右肩部　左上腕部　左胸部
症状：証券会社に勤めている方で２年前に左肩そして半年前に右肩が四十肩になった方です。バセドウ病と糖尿病の既往歴がありずっと座りっぱなしでバセドウ病になっているので急激な運動ができず背中の筋肉が固まり四十肩になったものと考えられます。先週座っていて携帯を拾おうとして肘掛けに胸部を打って痛めて力を入れると胸部に痛みが出ています。
治療方針：背骨の筋緊張緩和、上肢の運動機能改善
もみ　４０痛み　１０疲れ　４０動き　１０
と治療比率を設定して胸部は打撲して筋肉が固まっているので薬で解していきますよ、それと背中の筋肉が固まっているので背中の筋肉を循環よくしていってから肩甲骨を動かしていき肩部の運動をやっていきましょうと説明して上を脱いでもらい横臥位になり赤メンを肋骨に沿って塗り込んでいきます。薬を拭き取りうつ伏せにして背部に赤メンを塗り込んでいきます。肩甲骨周りを重点的に肩甲骨に沿って四指で塗り込んでいきます。薬を温タオルで拭き取ってから腰部の起立筋、腰方形筋を肘で押し伸ばすように手技をしていきます。背部の起立筋、僧帽筋、菱形筋をまず母指で剥がすように手技をしていき肘で流すように手技を行っていきます。肩部の棘上筋を母指で押し広げるようにしていき胸郭を広げるようにしていきます。腕を後ろに回して肩甲骨に手を入れ込んで肩甲骨をスライドするように動かしていきます。腕をベッドの上に置いて手を持ち上に滑らせるように上下の運動を行います。仰向けにして足を持ち上げ膝を曲げて股関節を内旋して臀部のストレッチをしていきます。足を反対に持っていき腰部を回旋して腰部のストレッチをしていきます。腕を肘曲げて肩部を内旋外旋を交互に行っていきその間に頸部を四指で押し伸ばすように手技をしていき頸部を牽引して終了しました。胸の痛みも引いてきて腕を回すのが楽になったと喜んでいただけました。