・ダンベルを指先まで下ろす。
「腕をふとももに密着させる」、厳密には手首から手前5cmほどの部分です。まぁ、ヘタなことをいうより、2の写真を見ていただければお分かりいただけると思います。
ここで、どのような状態の時に、肘や手首に痛みや痺れが起こるのかを考えてみたいと思います。
上のイラストは、腕の筋肉を収縮させたようすが描かれています。
筋肉を収縮させると、筋線維が緊張して短縮されて硬い状態になります。力のない人は、あまり硬くなったように感じないと思いますが、それでも筋肉は緊張と短縮された状態になっていると思います。筋肉が緊張して短縮された状態が続くと、筋肉に弾力が失い先に述べたようにトリガーポイントが形成されてしまいます。そして、前腕にある2本の骨の動きと手首の骨の動きが悪くなってしまいます。
一般的に軽度の打撲であれば、湿布を貼って包帯で圧迫固定を施行すれば1週間から2週間ぐらいで完治します。ただし、関節周囲の打撲や出血・腫脹の強い打撲では専門家による固定や施術を要します。特に関節周囲の打撲では、関節運動のたびに傷ついた組織が動き、同じ程度の関節周囲以外の打撲と比較して、通常よりも多くの内出血や腫れが起こります。また、その出血した血液が線維化していく過程で、関節組織が部分的に癒着したり、しこり状の瘢痕組織が関節機能を司る組織の運動を妨害することにより、関節拘縮(関節の運動範囲が狭くなる。関節が動かなくなる。)を生じます。関節拘縮を起こすと半年や1年の治療期間を要し、場合によっては後遺症として関節拘縮が完全に治らないままの状態で固まってしまうこともあります。ですから、関節周囲の打撲や重度の打撲では必ず接骨院や整形外科など専門家の診察を受けてください。
・腕をふとももに密着させる。
・ダンベルを指先まで下ろす。 「腕をふとももに密着させる」、厳密には手首から手前5cmほどの部分です。まぁ、ヘタなことをいうより、2の写真を見ていただければお分かりいただけると思います。 |
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・指先から順に巻き込む。
・腕をふとももから離さない。 手首から5cmほどの部分を突き出すことにより、ダンベルを巻き込みやすくなります。それと、腕は絶対にふとももから離さないように注意すること。 |
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・息を吐きながら巻き込む。
持ちあげよう、持ちあげようとせずに『巻き込む』という意識を持ってやってくださいね。持ち上げようとすれば力こぶに負荷が伝わり前腕に効かなくなります。 |
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・可能な限り手前に巻き込む。
・この姿勢で1秒静止する。 正しくやっていれば、このときに前腕がパンパンに張っているはずです。ほらほら!やってください。どうです?パンパンになってます? |
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・息を吸いながら1に戻る。
「ヤバイ、落っこちる!」なんてとこまで下ろす必要はないです。あなたが無理がない程度に下ろせるところで良いです。 |
・手首を反して、ボトルorシャフトを回転させる。
今回はシャフトを使った方法ですが、手元にペットボトルがあればボトルを使ってください。 |